敬老の日、何を贈ったら喜ばれる?
「毎年同じようなものになってしまう」「年寄り扱いされたと思われないか心配」——敬老の日のギフト選びに、そんな迷いを感じていませんか?
ある調査では、祖父母世代の約7割が「敬老の日に祝ってもらえたら嬉しい」と答えており、なかでも「孫から祝ってほしい」という声は9割を超えます。一方で、60代前半で自分を「高齢者」だと感じている人は2割ほど。お年寄りとしてお祝いするよりも、「いつもありがとう」「これからも元気でいてね」という日頃の感謝を届ける気持ちで選ぶのがポイントです。
今回は、実際に喜ばれたギフトの傾向をもとに、おじいちゃん・おばあちゃんに贈りたいおすすめギフトを8つご紹介します。
おすすめギフト8選
予算の目安は3,000〜5,000円が中心です。孫から贈る場合は1,000〜3,000円でも、十分に気持ちは伝わります。
① 定番で外さない和菓子・洋菓子

もらって嬉しかったギフトの上位に必ず入るのがお菓子です。とくに70代以上のおばあちゃんには和菓子がいちばん人気。どら焼きや羊羹、カステラ、栗を使った秋のお菓子など、老舗の落ち着いた味わいが喜ばれます。60代の方には、焼き菓子などの洋菓子も人気です。
食べればなくなる「消えもの」なので、相手に気をつかわせにくいのも魅力。個包装で日持ちするものを選べば、少しずつ楽しんだり、訪ねてきた方へのおすそ分けにしたりと、使い道が広がります。
価格帯の目安:
2,000〜5,000円
② 秋を感じる花鉢・フラワーギフト
おばあちゃんが喜ぶギフトの定番がお花です。敬老の日には、秋に見頃を迎えるりんどうが「敬老の日の花」として親しまれています。すっと伸びた青紫の花には「誠実」という花言葉があり、これからも元気でいてほしいという願いを込めるのにぴったりです。
ガーデニングが好きな方には花鉢を、水やりの手間をかけたくない方には、手入れ不要で長く飾れるプリザーブドフラワーを選ぶと安心です。最近は、花鉢とお菓子を組み合わせたセットも人気を集めています。
価格帯の目安:
3,000〜6,000円
③ ちょっと贅沢なお酒と酒器

おじいちゃんへのギフトで根強い人気を誇るのがお酒です。60代、70代以上のどちらの年代でも、もらって嬉しかったものの1位に挙がっています。
選ぶなら、普段の晩酌よりワンランク上の日本酒や焼酎を。「自分では買わないけれど、もらうと嬉しい」贅沢が喜ばれます。お酒を控えめにしている方には、ぐい呑みやタンブラーなどの酒器を合わせて、少しの量をゆっくり味わうスタイルを提案するのもおすすめです。
価格帯の目安:
3,000〜10,000円
④ 旬のフルーツ・ご当地グルメ
贈る側に聞いた調査では、「食品・グルメを贈りたい」という人が4割を超え、最も多くなっています。秋はぶどうや梨、柿など果物がおいしい季節。旬のフルーツは見た目も華やかで、ご夫婦で一緒に楽しんでもらえます。
選ぶときは、量より質を意識するのがコツ。少量でも上質なものや、食べきりやすいサイズのもの、やわらかく食べやすいものを選ぶと、年齢を問わず喜ばれます。
価格帯の目安:
3,000〜8,000円
⑤ 孫の写真入りグッズ・フォトフレーム

「孫の顔を見られるのがいちばん嬉しい」という祖父母は少なくありません。家族写真や孫の写真を入れたフォトフレーム、写真入りのカレンダーやマグカップは、目にするたびに笑顔になれるギフトです。
離れて暮らしている場合は、画像データを表示できるデジタルフォトフレームも人気。写真を印刷する手間がなく、たくさんの思い出をスライドショーで楽しめます。渡す前に初期設定と写真の登録を済ませておくと、届いたその日から気軽に使ってもらえます。
小さなお子さんがいるご家庭なら、似顔絵や手紙を添えるだけで、世界にひとつだけの贈り物になります。
価格帯の目安:
3,000〜10,000円
⑥ 名入れの日用品・縁起物
名前やメッセージを入れた湯呑みや箸、マグカップは、特別感のある贈り物として定番の人気です。毎日の食卓で使うものだからこそ、使うたびに贈り主の顔を思い浮かべてもらえます。
長寿を願う縁起物もおすすめです。「不苦労」に通じるふくろうの置物や、長寿の象徴とされる鶴亀をあしらった器などは、敬老の日らしいお祝いの雰囲気を演出してくれます。
価格帯の目安:
3,000〜8,000円
⑦ 毎日を心地よくする癒し・健康グッズ
健康を気づかうギフトも人気が高まっています。ただし、選び方にはひと工夫が必要です。「年寄り扱い」を感じさせないよう、「毎日をもっと快適に」という前向きな気持ちが伝わるアイテムを選びましょう。
- 香りを楽しめる入浴剤のセット
- 目元や首元をじんわり温めるリラックスグッズ
- 残暑に役立つ冷感タオルやネッククーラー
- 体にやさしい健康茶
これから涼しくなる季節に向けて、肌ざわりのよいひざ掛けやルームウェアも好評です。
価格帯の目安:
2,000〜8,000円
⑧ 家族で過ごす食事・体験

祖父母世代に「もらって嬉しいもの」を聞くと、花に続いて「外食」「旅行」が上位に並びます。モノだけでなく、家族と一緒に過ごす時間そのものを楽しみにしている方が多いのです。
レストランや料亭での食事会、日帰り温泉などを家族からプレゼントすれば、心に残る一日になります。遠方でなかなか集まれない場合は、好きなときに使える食事券や、温泉・体験から選べるカタログギフトもおすすめです。
価格帯の目安:
5,000〜30,000円
贈る前に知っておきたい注意点
心を込めた贈り物でも、品物によっては意図せず相手を傷つけてしまうことがあります。次のようなアイテムは避けるのが無難です。
- 「老い」を連想させるもの 老眼鏡や杖、補聴器、介護用品などは、本人から希望があった場合を除いて控えましょう。
- 縁起が気になるもの 「縁を切る」を連想させる刃物や、「踏みつける」に通じる履物・敷物は、目上の方への贈り物には不向きとされています。
敬老の日のギフト選びのポイントまとめ
最後に、敬老の日のギフト選びで押さえておきたいポイントをまとめます。
- 「感謝」を主役にする お年寄り扱いではなく、日頃の感謝とこれからの健康を願う気持ちを伝えましょう。
- 好みに寄り添って選ぶ 「自分の好みをわかってくれた」と感じてもらえることが、何よりの喜びにつながります。
- 予算は3,000〜5,000円を目安にする 孫から贈るなら1,000〜3,000円でも十分です。高価すぎると、かえって気をつかわせてしまいます。
- ひと言のメッセージを添える 手紙や似顔絵があるだけで、ギフトはぐっと特別なものになります。
いちばんの贈り物は、元気な顔を見せること、声を聞かせること。品物に添えた「ありがとう」のひと言が、おじいちゃん・おばあちゃんの心に長く残るはずです。